『prism』ライナーノーツ
詩集ってとっつきづらい…と思う方も多いと思います。私も今もそうです。でも自分と詩のつながりが少しでも見えたら自分事になるし、ふれたことのなかったあたらしい表現は心を満たしてくれる気がするのです。
そこで私が各ページへの思いやきっかけを喋り倒します。ラジオを聞いているような感じでお楽しみください〜
詩をちょこっと解説(ネタバレにならない程度に)
じゃあ、まず第1章から行きますね〜〜!はじめの言葉「感覚の〜」は由比ヶ浜の海を眺めている時にふと降りてきたんですよね。冬の海、その前に長谷のaiaoiで香りのWSに参加して、心がほぐれていた時に。この言葉は、詩集を一貫して流れているメインテーマかなと思うし、これからの私のお守りのような言葉でもあります。
あとはもう絶対外せないのが、第1章最後の言葉。「頑張り続けることが〜」から始まる短いエッセイは、もう、本当に、私の価値観がぐるっとひっくりかえるような経験を言葉にしました。息苦しさはこれが源で、だから心地よくなっていくんだと道が拓けたような…。ぜひじっくり何度も読み返して、腹落ちしてもらいたい言葉です。
そして第2章。第2章は内面を丁寧にほぐして、届けた言葉が多いけれど、特に好きなのが、光と緑の家の写真と添えている言葉。前作の『あわい』にもつながる所があり、ああ、それでいいんだよね、と思えるものです。写真も素敵、いつ、どの瞬間に撮れたのかわからないほど。あとは次のページの「子育てに〜」も好きです。心の声なんだけど、チャーミングでかわいい。そうだよね、そうだよね、と何度も思います。子育て中のお守り言葉。
最後は第3章。すごく自分らしいなあと思うのが「今までは〜」かな。これは今年の夏至に体調を崩して、すべてが嫌になった時に書いたもの。ついつい頑張りすぎたり、いい人の顔をしすぎる自分に気づいて、そういうのを手放していこうと思った時に書いた詩です。言葉のチョイスが大好き。一番「詩」っぽいかもしれません。
最後の詩もやっぱり好きだなあ。これは詩というか、道標のような言葉。本当に。こう進んでいけば、心地良い方へ自然となっていく。そんなことを分かち合いたくて書きました。
こう書いてみると「詩」というか「ショートエッセイ」に近いような気もする。散文というか…いずれにせよとても軽やかでとっつきやすい本です(今まで3冊出しているけれど、多分、いちばん!)
製本もめちゃ可愛い…特に光!
そして、詩以外も楽しめるところがあって、まず写真はすべてフィルムで撮り下ろしたものです。日々、働き暮らす中で「あ、」と思った瞬間を丁寧に残したもの。
製本もね、とってもかわいいんだよねええーーーー!
今回のテーマは「光」。月や星を感じられるようにしたくって、綴じ糸はシルバーに。表紙には一点一点光をほどこしていて、全部、違うのです!!これ、テキストで伝わる?伝わってる?一つひとつ光の加工を私が手作業でやっていて…
それは、一人ひとりの内側に「光」があって、その光を活かして生きていければ、心地良い方へ進んでいく信じているから。あえて揃えるのではなく、さまざまな形の光を私がほどこしました。とってもかわいいんですよ〜💞ぜひ手元に届いた光を見つめてみてくださいね。
あとは、なんだろう、、サイズ感もちょうどいいよね?手元におさまるし、夜眠る前に何度もページを開きたくなるような、そんなサイズ感。耐久性のある紙を使っているので、何年も皆さんのお守り本として暮らしに寄り添えたらうれしいなあ。
おわりに
そんな感じで、息継ぎもせずにだーーーーっと喋り散らかしてみたよ。うふふ。ピンと来た方には楽しんでもらえると思うし、オンラインストアでご購入の方には、季節のハーブを「光と緑の家」で摘んで、添えますね。どのハーブが届くのか、それも楽しみにお待ちいただけたらうれしいな。ハーブも私自身が日々手入れして育てているものだから。
お手元に届いたら、ぜひ感想も聞かせてほしい!どの詩や写真がみんなは好き?Instagramや何でもいいから教えてね〜〜!
そんな感じで、お・わ・り!
(最終更新:2025年10月13日15:59・随時更新)

